仕事をしない上司の対処法10選!辞めさせる・潰す方法も紹介

仕事をしない上司の対処法10選!辞めさせる・潰す方法も紹介

この記事で分かること
  • 仕事をしない上司との付き合い方・対処法
  • 辞めさせる方法や社会的に潰す方法も紹介
  • もし改善しない場合の生き方

仕事をしない人・上司・部下は、どこにもいます。

組織には「パレートの法則」や「2:8(にはち)の法則」と呼ばれるような法則があり、2割が働きアリ・6割は普通のアリ・残りの2割は働かないとされています。

残念なことに、その2割の働かない人が昇進してマネージャーやリーダー職のポジションについていて、自分の上司という立ち位置の場合があります。

しかし、真面目に働いている人がそのために迷惑を受けてしまうようなことは避けるべきだと考えていますので、様々な対処法を紹介します。

この記事の著者

キャリアハック総研-所長

キャリ男

キャリアコンサルタント

大手企業の採用担当・金融機関・IT企業・不動産会社など、自身でも転職を複数回経験した経験を活かして、人材コンサルとして活躍中。

まず仕事をしない上司の状況を整理しよう

まずは、物事は現状把握から始まりますので、今ご自身が置かれている状況を整理したうえで、理解して頂きたいと思います。

仕事をしない上司は何ハラスメント?

結論、「仕事をしない」ということは、パワーハラスメントになります。

仕事をしないことによって、部下が精神的な苦痛・人間関係からの切り離し・課題な要求を行っているため、パワーハラスメントに該当します。

引用:厚生労働省|パワーハラスメントの定義について

あまりにも精神的な苦痛がひどい場合は、ご自身で解決しようと考えずに、人権相談ダイヤルで相談した方が良いでしょう。

もし、そこまで苦痛ではないけれど、ストレスを感じている方や何か対処したい方はこの記事で対処してみることをオススメします。

ゴールを明確にしよう

仕事をしない上司への対処法や付き合い方は沢山ありますが、一番重要なことは「あなたのゴールを明確に」することです。

ゴールによって、何をするかの行動・過程は異なってきます。

  1. 自分がラクになる
    →自分の働く環境が良くなるのであれば何でも良い
  2. 上司の人間性を変える
    →上司の働き方・仕事への取り組み方を変えて欲しい
  3. 上司という立場を辞めさせる
    →上司という立場から降格して欲しい
  4. 会社にいれなくする
    →会社から上司が追放される・辞めさせることが良い
  5. 社会的に抹殺されるようにする
    →因果応報で、罰を受けて欲しい

主なゴールとしては上記5つとなりますので、自分が何を望んでいるのかによって、取り組む対処法や内容は異なってきます。

難易度としては、上から順番に下にかけて困難になってきますので、対処法も同様にご紹介します。

仕事をしない上司の対処法7選

仕事をしない上司の対処法7選

それでは本題の対処法を紹介します。前章でお伝えした通り、ご自身にとってのゴールが何かを考えたうえで、それぞれの対処法をご確認ください。

①上司と直接対話する

気を遣うことであり、なかなか行動に移すことは難しいかと思いますが、上司が変わって欲しいと考えるのであれば、コミュニケーションを直接とることが重要になってきます。

そして、自分にとって何が問題となっているのか、どういう形で変わっていくことを望んでいるのか整理して話し合う場を設けましょう。

上司を怒らせたり、上司からの反感を買って自分の職場環境を悪くすることが目的では無いので、思い付きで話すのではなく整理した現状の資料や改善案を簡単なメモにまとめて行っても良いでしょう。

サボる癖が付いた人が変わることは殆どありません。今まで色んな職場と社会人を見てきましたが、話合っても翌日には元通りになってしまう人が多いです…。

②関わらないようにする

これは、業種や職種によるかと思いますが、もしあなたの職業柄、関わることが無いまま仕事を進めることができるのであれば、上司に関わらないで仕事を進めれるようにしましょう。

「臭い物に蓋をする」のと同じ理論ではあるため、根本的解決にはなりませんが、自身のストレスやイライラを感じずに済むため、精神衛生上良い状態を保つことができます。

例えば、上司は最終承認だけで良い状況にしておいたり、嫌な上司は専門外で関わることが無いプロジェクトを希望したり、顔を合わせないで良いようにメールだけで連絡するようにする等、お仕事の内容次第では、上司を避けて仕事を進めることも可能です。

少し距離を置くだけでも、精神的に楽になりますので、一定期間だけ取り組んでみるのも良いと思います。

③ストレスやイライラをマネジメントする

「なんで自分が努力する必要があるの?」と思う方もいますが、上司が悪い・同僚が悪い・職場が悪いと、他責を続けていても何も状況は変わらないため、自分が変わるというの1つの手段となります。

昨今、アンガーマネジメントやストレスマネジメントなど、ストレスと向き合っていく方法が体系化して学ぶことができるスクールや教材が充実しているので、利用してみてください。

仕事をしない上司をどうするか、ストレスの原因となる人を変えるのではなく、自分がストレスだと感じないようにしたり、ストレスを受け入れられるように自分を変えることも選択肢にしましょう、

④自己管理の強化をする

自分を管理している上司が仕事をしていない状況に納得がいかないと感じる人は多いです。

特に、自分が管理されている状況で、目の前にタスクに追われている状況のため、周囲の人が仕事をしていないことに目が行くようになるのです。

したがって、自己管理を強化して、部署のスケジュール・チームのスケジュール・自己のスケジュールとタスクを長期・中期・短期と細分化して管理できるようにしましょう。

あなたの管理している全体的なタスクやスケジュールの1つのピースとして上司の仕事がある状況まで持っていくことができれば、精神的にも楽になり、働かない上司とも上手に付き合っていくことができます。

⑤同僚などチームで問題に取り組む

上司が問題と感じていることを同僚やチームのメンバーと話し合ったことはありますか?

自分以外にも問題と感じているのであれば、あなた以外の皆も協力して取り組むべき問題の可能性があります。

例えば、皆で話合う場を設けたり、定期的にチームの打ち合わせを行う形で取り組んだり、上司のタスクを急かすようにチームでルール作りをすると、円滑に仕事が進むでしょう。

仕事のことでは報連相をマメに行える人でも、社内の上司の問題は一人で抱えていることがありますので、是非みんんなで話あって共通課題にしてみましょう。

⑥自分が上司の仕事を巻き取る

自分の仕事の進みが悪くなるから、仕事をしない上司に困らされている場合は、最初から自分が仕事を巻き取るようにするのも手段の一つです。

最初から上司が仕事をしない前提で全てを組んでしまえば、自分のタスクに影響が出てくることが無いため、気が楽になります。

しかし、これ以上自分のタスクを増やすことによってパンクしてしまう方は、使えない手段です。

⑦自分も仕事をしない

あくまで最終手段となりますが、自分が仕事をしているから周りの仕事をしない人が目立つため、自分も仕事をしないようにしましょう。

いわゆるボイコットとなりますので、自分の社内評価が下がったり、窓際族に追い込まれるというリスクはありますが、自分自身が会社で重要なポジションにいる人であれば、会社全体や上司へのダメージを与えることができます。

しかし、上司は立場が上の人であって、立場上弱い自分が同じように仕事をしなかった場合に、損をするのは誰なのか、しっかりと状況と立場をわきまえたうえで、行動に移してください。

仕事をしない上司を辞めさせる・潰す方法3選

仕事をしない上司を辞めさせる・潰す方法3選

前章では、自分の働き方を見直したり、上司を変えようとするゴールを目指した対処法を紹介していましたが、ここからは具体的に上司を潰す方法や辞めさせる本題のご紹介です。

①事実を整理して人事や経営層へ報告

会社の規模感や体制によって上司の更に上の上層部は変わるかと思いますが、人事部や経営層など直属の上司を降格させることのできる権力者に直談判するのが最も効率的です。

しかし、自分の意見や被害妄想だと片付けられては意味が無く、やんわりと伝えて適当な状況で報告してしまうと、自分の立場が悪くなったり、居づらい環境になってしまうリスクがあります。

したがって、上司がいかに働かないのか、報告書にまとめるくらいの気持ちで、事実を整理しましょう。

  • 上司の勤怠状況の実績値をまとめた資料
  • 上司で止まっているタスクを一覧化
  • 過去の課題における上司の関連度を一覧化
  • チームや部署で上司に対するアンケート集計結果

上記のような事実をまとめて上層部に報告することによって、事態が深刻だと理解して貰える可能性が高まります。

事実と意見は異なります
→報告書に自分の意見をまとめてしまう方がいますが、あくまで事実をまとめてください。それに対する意見や結論に関しては、上層部が考えることになります。

②プライベートの荒探しをして問題化する

上司のプライベートに関する問題を探り、それを業務上の問題として取り上げる方法もあります。

しかしこの方法は倫理的な問題が生じる可能性が高く、非常にリスクが伴います。

例えば、上司の職場外での行動が業務に悪影響を及ぼしている場合、それを証拠として経営層に報告することは考えられます。

また、この手法は法律やプライバシーの問題に抵触する恐れがあるため、慎重に行う必要があります。

③仕事の足を随時引っ張る

上司の業務遂行能力を故意に妨害し、その無能さを露呈させる方法も考えられます。

たとえば、重要な情報の共有を遅らせたり、必要なサポートを提供しないことで、上司が自らの職務を遂行できないように仕向けます。

しかし、この方法は道徳的に問題があるだけでなく、自身のキャリアにも悪影響を及ぼす可能性があるため、非常にリスクが高いです。

これらの方法は、それぞれリスクと潜在的な副作用があるため、実行する前に慎重に考慮する必要があります。また、上司の問題行動を解決するためには、時には組織内の他のメンバーや人事部門と協力することも重要です。

自分が活躍の環境を変えた方が早い場合も

仕事をしない上司に対処する方法を模索する一方で、自己のキャリアと幸福を最優先に考えることが重要です。時には、現在の職場環境から脱却し、新しい環境で自己の能力を発揮する方が効果的かつ生産的な選択肢となることもあります。

特に、上司の態度や行動が変わる見込みが低い場合や、その上司との関係が自己の職業的成長やメンタルヘルスに悪影響を与えている場合には、環境の変更を真剣に考慮する価値があります。

新しい職場を求める際には、組織文化、チームのダイナミクス、上司との関係性など、自身のキャリア目標や働き方に合致する環境を選ぶことが重要です。また、転職を検討する際には、自身のスキルセットやキャリア目標を明確にし、それに適した職場を探すことが重要です。

転職活動は時間とエネルギーを要するプロセスですが、長期的に見て自己実現と職業的満足を得るためには、価値のある投資となり得ます。

まとめ:仕事をしない上司を考えるよりも

まとめ:仕事をしない上司を考えるよりも

仕事をしない上司に対処するための様々な戦略は存在しますが、それらは時に大きなリスクを伴うことを忘れてはいけません。上司の行動に対処しようとする際には、自己のキャリアと精神的健康を最優先に考えることが肝心です。

また、場合によっては環境を変えることが、問題解決のより速く効果的な方法となることもあります。重要なのは、どのような状況においても自己のキャリア目標や幸福を中心に据え、最善の選択を行うことです。

長期的には、仕事をしない上司に焦点を当てるよりも、自身の成長とキャリアの発展に目を向けることが最も重要かもしれません。

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